Windows11への備え トラブル対応
先週発表されたWindows11。
詳細はあちこちで記事が上がっているのでWindows11の詳細はここでは書かない。
私が普段持ち運び運用で外で使用しているThinkPadX250が要項を満たして無かったが対応出来そうだったのでトライ。がトラブル多発。
備忘録的に残しておこうと思う。
そもそもX250は第5世代intelCPUなので公式でのサポートは今のところない。公式サポートは第8世代までだ。しかし、ネットの情報によると第4世代以前は動かないかもしれない。とのこと。
なら第5世代でも動くかもしれない。と思ってそれ以外の要項を満たしておこうと思ったトライ。
なお、BIOS等表記がデバイスによって異なることがあります。
現状
ThinkPadの状態である。OKはwindows11対応、?は対応可否不明、×は非対応である。windows11の公式ツールでは対応していいと表示される。
なお、すでにTPMに関する設定を変更した後のデータである。
TPM2.0への対応
ThinkPad X250はTPMに対応しているがデフォルトの設定ではバージョンが1.2で2.0の要項ではないためバージョンを上げる必要があった。BIOSに入り、Security→SecurityChip→Security Chip Selection をDiscrete TPMからIntel PTTに変更する。
セキュアブートへの対応の準備
Windows11からセキュアブートが必須になるようだ。このセキュアブートは元々windows10で販売されていない機種にとって大きな壁である。
まず、初めにBIOSからセキュアブートを有効化した。
しかし、その後windowsが起動しなくなってしまった。
これはBootMethodの違いのためだ。セキュアブートではBIOSがレガシではなくUEFIである必要があるためだ。
BootMethodはシステム情報のBISOモードから確認できる。
先ほど有効化したセキュアブートを無効化してもwindowsは起動しない。
これはセキュアブートを有効化するとブートモードが自動でUEFIのみになる。無効化してもこの設定がUEFIのみのままになっているからである。これをBothに戻す必要がある。
BIOSモードをレガシぁらUEFIに変更するにはドライブがGPTである必要がある。しかしX250はMBRである。windows7や8から10にしたデバイスでは多いようだ。
ディスクの管理から確認する。ボリュームからC:を選択し左側のディスク0(0は環境によって異なる。)を右クリック→プロパティ→ボリュームのパーティションのスタイルを確認する。これがMBRであればGPTに変換する必要がある。
mbr→GPT
この方法は基本的にデータは保持される。しかし、必ずバックアップを取ってから行うこと。
windows Power Shell (管理者)を立ち上げる
mbr2gpt /validate /disk:0 /allowFullOS
を実行。 disk:0の0は先ほどディスクの確認で確認したときのディスク番号を入力する。
validate complete siccesfullyと出れば変換可能。
しかし、X250ではdisk layout validation failed for disk0とエラーが返ってきた。
これはUEFI用のパーティションがないと出るようだ。ディスクの管理から不要なパーティションを未割り当てにし再度実行した。今度はエラーなく完了。これで変換可能であることが分かったので変換する。
引き続きPower Shellを使う。
mbr2gpt /conbert /disk:0 /allowFullOS
を実行するこれもdisk:0は自身の環境に合わせて変更する。
Conversion complete succssfully と出れば完了。ディスクの管理のプロパティを確認すればGPTになっていはず。
セキュアブートを有効
いよいよセキュアブートを有効化することが可能な状態になった。
BIOSに入りセキュアブートを有効化する。そしてブートデバイスをwindows boot managerを一番上にする。
最終状況
これらの設定を終えても第5世代intelは公式サポートリストにないからか公式ツールでは非対応と出る。この原因を調べるツールで調べるとこのような結果であった。
CPU以外はOKになっているのでやはり公式ツールで8世代以前ははじかれている。
インサイダープレビューでは要件を満たしてなくても試せるとの情報があるので配信が開始されたらまた結果を残そうと思う。